セミナー名

M&Aと個人情報保護法

概要

※本セミナーは2020年4月27日に収録したWEBセミナーです。

 

【セミナー概要】

個人情報保護やデータ・プライバシーに関する分野は、各国の法制度と実務のアップデートが頻繁に行われており、継続的な対応が必要です。日本の個人情報保護法は、改正法案が2020年3月に閣議決定され、企業に対する罰金額の上限引き上げが見込まれています。国外においても、欧州のGDPRや米国カリフォルニア州のCCPA等、企業が遵守すべきデータ保護規制の存在感が増しています。当然ながら、M&A取引においても、個人情報の保護やデータ・プライバシーに関する配慮が欠かせません。

本セミナーでは、M&Aとデータ・プライバシーの両分野において豊富な実務経験を有する講師が、最新の実務傾向をふまえながら、データ・プライバシー・デュー・ディリジェンス、M&A取引のプロセスにおける個人情報の保護、M&A契約への反映やM&A実行後を見据えた対応の検討など、M&Aの一連の流れにおける個人情報保護について解説を行います。

 

【プログラム】

I.国内外の動向(概観)

 ・日本、欧州、米国、韓国等

 ・M&A関連の制裁事例

 

II.個人情報保護法 重要概念のポイント

 ・基本概念の整理

 ・事業者が従うべき主要ルール

 ・安全管理措置、委託先の監督

 ・第三者への提供・移転 (国内・国外) 等

 

III. M&Aのプロセスと個人情報保護法

 ・M&Aのプロセスにおける個人情報

 ・DDにおける個人情報・個人データの提供

 

IV. データプライバシー・デュー・ディリジェンス

 ・データプライバシーDDの視点

 

V. M&A契約への反映

 ・考えられる手法

 

VI. M&Aの実行後を見据えた対応

 ・ケーススタディ

 

※M&Aセットのお申込はこちらから

※本セミナー(M&Aと個人情報保護法)のみのお申込はこちらから

 

開催日
【セミナー公開日】 2020年05月01日から
開催時間
【講演時間】 1時間51分
講師名
河合 優子 氏(西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士・ニューヨーク州弁護士)

2006年弁護士登録、2014年ニューヨーク州弁護士登録。慶應義塾大学法学部法律学科、コロンビア大学ロースクール(LL.M.)卒業。M&Aの分野では、国内案件・クロスボーダー案件ともに豊富な実務経験を有する。データプライバシーの分野では、M&Aにおけるデータの取扱い、個人情報の域外移転、医療関連データの取扱い、データプライバシーに関するグローバル対応等、多岐にわたる問題点について継続的にアドバイスを提供。情報法制学会会員。近時の著著: 『いますぐわかるCCPAの対応実務』(編著、中央経済社、2020)、『M&A法大全(上)(下)[全訂版]』(共著、商事法務、2019)、等。